top of page
大型循環型乾燥機

Drying Technology

乾燥技術のご紹介

連続流下型乾燥機

Grain Dryer

連続流下型乾燥機

連続流下型乾燥機

高水分小麦を低温大風量で高速乾燥

 米の乾燥と違い、小麦は収穫後発芽しやすいため、素早く乾燥させる必要があります。かつて米用の乾燥機で小麦を乾燥させたところ、乾燥能力・風量が足りず、小麦の発芽や結露による機器の水濡れ、低品質化(小麦粉にした際に粘り気が無い、『低アミロ』という状態)が発生しました。

 

 そこで弊社は、北海道の小麦に適した乾燥機HGDシリーズを開発、高水分の小麦を低温大風量で乾燥し、小麦の品質を損なうことなく、短時間に大量処理を行えるようにしております。

乾燥機全体像

【乾燥機全体像】

HGDシリーズ基本構成

HGDシリーズの基本構成

 特殊多孔板を使用した柱状スクリーンを用い、熱風室・穀層・排気室を交互に配置しています。

 灯油燃焼炉で完全燃焼し生成された熱風は、二次空気で希釈され適温となって、熱風室を経て穀層を平均に貫流し排気室を経て排風機により吸引されて屋外に排出される仕組みとなっています。

大型循環型乾燥機

Rice Dryer

大型循環型乾燥機

大型循環型乾燥機
循環式乾燥機イメージ

処理量に特化した米用乾燥機

 1日の処理量が多い大型ライスセンター向けに開発された大容量・高能力・高耐久性の乾燥機で、以下の特徴があります。

 

 

1.最大張込時も高い乾燥能力

 最大張込時、受入水分24%でも、一次乾燥は20時間以内に完了可能となっています。

2.山型多管式による高い耐久性

 山型管に耐摩耗鋼板を使用することで稼働年数実績25年以上となっており、更新サイクルの長さから費用を抑えることができます。

 有効容量を大きくとるために山形多管タイプの空気流路構造になっていますが、柱状スクリーン方式をとることで米麦兼用とすることも可能です。

気流乾燥機

Flash Dryer

気流乾燥機

気流乾燥機

高温気流で乾燥と輸送を両立

 フラッシュドライヤー(気流乾燥機)とは、高温空気の流れているダクトの中に分粒状の湿った原料を投入し、ダクト内を通過する間に水分の蒸発・乾燥を行う装置です。

フラッシュドライヤーは主に馬鈴薯澱粉及びコーンスターチの乾燥に利用されておりますが、その他副産物等の乾燥にも幅広く採用されております。

 

 水分含有量が大きな原料を処理する場合、乾燥工程を数段直列に連結した多段式にします。三段式の装置では、水分85%~90%の原料を約15%水分の製品にすることができます。

乾燥と輸送を両立

システムフロー

気流乾燥機システムフロー

1.空気加熱(熱風発生炉)

 重油・灯油・LPG等の燃焼や蒸気で得られる熱を、綺麗な空気との対流熱交換方式により、間接加熱する方法を採用しています。

2.原料供給・混合

 定量供給機により自動で原料を供給しています。また、この供給機は原料を充分に混合する機能(ダブルミキサー)も持ち合わせています。

3.破砕・攪拌・乾燥

 破砕機(ケージミル)は気流乾燥における心臓部にあたります。この部分で全乾燥の約80%が短時間のうちに行われ、残り20%の乾燥は導管中の高速気流によって行われています。

4.転換頭・サイクロン

 転換頭では遠心力を利用して、未乾燥の凝集粒子や比重の大きな異物等を系外に排出、再びダブルミキサーから破砕機(ケージミル)に戻されます。一方、水分18%~20%前後に乾燥した澱粉粒子は、気流に乗りサイクロンへと導かれます。サイクロンで澱粉粒子は大きな遠心力を受け、サイクロン内の壁に押し付けられ、湿った空気と分離されつつ壁に沿って落下し、エアーロックバルブで一定量ずつ下部の冷却ダクトに排出されます。

5.空気輸送

 二次空気フィルターを通過した清浄な空気に乗せて、製粉工場に輸送されます。輸送された澱粉は、空気と分離されエアーロックバルブにより排出され製粉機に入ります。

6.排気浄化装置

 乾燥及び冷却サイクロンで分離された排気中には、捕集困難な微粉が少量含まれているので、排気をベンチュリ―管に導き、水で洗浄します。

熱風発生炉

【熱風発生設備】

ケージミル

【ケージミル】

乾燥排風機・バグフィルター

【乾燥排風機・バグフィルター】

豆類自動乾燥機

Beans Dryer

豆類自動乾燥機

豆類自動乾燥機

投入、乾燥、排出工程の自動化

 自動投入、自動排出機能を持った多品種(金時、大豆、小豆、そば他)対応の間欠循環乾燥機で、品種ごとに乾燥条件を設定可能です。

 乾燥工程では、乾燥機の内部で製品を移動させずに温風を送る「静置」と、製品をピボットコンベアで循環させつつ温風を送る「循環」の繰り返しが行われます。この「循環」中に乾燥機下部に設置された水分計で製品の水分値を測定し、予め設定した水分値に到達すると、冷却時間経過後に乾燥工程が終了します。

乾燥機下部水分計

【乾燥機下部水分計】

システムフロー

システムフロー

1.乾燥機内に留めておきながら乾燥する「静置」

2.乾燥機とピボットコンベアを循環させながら乾燥する「循環」の繰り返しが行われる。

コンテナ乾燥機

Container Dryer

コンテナ乾燥機
コンテナ乾燥機

交互通風方式で原料を均一に乾燥

 交互通風ダンパーにより乾燥空気通過方向を変更することで、原料の切り返し作業無しに均一な乾燥を可能としています。
 乾燥空気通過方向の切替時間と乾燥温度は制御パネルで指定するこ

とができます。また乾燥終了と判断された際は、ダクトに設けられた電動ダンパーにより自動的にバイパス回路に切り替わり、原料の過乾燥を防止できるようになっております。

乾燥機

【乾燥機正面】

システムフロー
上通風状態
下通風状態
バイパス状態
bottom of page